Moutan (Tree Peony)
Making:1997 Size:W515mm,H728mm (B2)
Own by Mr.&Ms.S
切絵を始めて半年で初めて作った大きな絵です。
初めてには失敗がつきもので、赤い花は地に溶け込んでいますが、淡赤と白の花はバックに同系色が無いので浮いた感じになってしまいました。その時はどうやって回避したらいいのか分からなかったのです。残念。
思いっきり細かい作業が楽しかったのと、葉の様子が気に入っています。(’97)
今思うと、随分頑張ってるなあ…です。
葉を描くのに下絵を壁に張って、毎日ながめて描いては消し消しては描きを1週間もやっていました。今はこんなのサラサラ描けるのに。でも、何度も見直して全体のバランスとるのはとても大切なことだと思う。(’03)
淡赤と白の花のために、どこかに同じ紙や同系色を使うと良かったねー。
バックが単色の場合はそういうことができないので、この後はバックも複雑でテクスチャライクなマチエールを意識しましたね。そうすると、どこかにこちょこちょっと色をさす事ができる。(’07)
白い花は、白い和紙を重ねて白の濃淡を出している。
淡赤はそれぞれ染めた和紙を使っている。
花に大小があるので、手前の葉がもう少し大きかったら遠近感がでたな。
元は写真からスケッチしたので、実際の大きさを意識したんだと思うけど。
がんばって作った絵は、よく覚えているものです。
下の中央、半円部分にアラビア語でなんとか入れたんだけど、忘れた。永遠の美とかなんとかだったと思う。
そういうことは覚えてないな…。(’08)
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