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Lily red collared

2006/01/06

Making:2006 Size:W400mm,H300mm

Lily is a cat came to me after Roki. She is a ladylike beautiful black.

赤い首輪のリリ

2005年夏にスケッチしたのが、たまたまノートの表紙(黄色のチェック)だったので、それを再現した。ノートには「暑いのよー」とリリのコメントが書いてある。

習字の先生に落款を作って頂いた。…銀色のスタンプでごめんなさい。

涙のリリの物語

Last update Aug.07

リリは黒猫です。ロキが死んですぐに貰ってきました。ロキがいないのと同じ長さの時間を一緒に過ごしています。

2005年夏、リリは病気になりました。赤血球が少なくなってしまう病気です。原因は…不明。
日曜日の夕方、リリが余りにもぐったりしているので、休日の夜間営業の動物病院を探して連れて行きました。
血液検査をしてくれた獣医さん曰く「死んでてもおかしくありません」
なんと、赤血球が7%しかなくなっていました。10%切ると命が危ないんだそうです。
そういえば、少し前からだるそうでご飯もたべなかった。

造血ホルモン(腎臓で作られるホルモンで、骨髄に作用して血液を作るんだそうだ)や鉄剤(血の元)を注射して、「今夜が山です」といわれました。院長先生の著作「ペットロス」を頂いちゃって、もうリリは死んでしまうとボロボロ…

しかし、リリは頑張って復活しました。山の一夜を越えると、ウソの様に血液もどんどん増えて、一週間後にはご飯もガツガツ食うようになり、すっかり元のりり。
この頃は、原因は腎臓が悪いためにホルモンが出てないんじゃないか、ということで、腎臓の薬(漢方薬)を投与しました。

三ヵ月後、リリの血液が減ってきました。赤血球の寿命は三ヶ月。一度に大量にできたので、一度に寿命がきたってことです。
ステロイドで急場をしのぎました。ステロイドにもホルモンを増加させる力があるらしい。漢方薬のおかげか、悪そうに見えた腎臓もよくなってました。

さらに三ヶ月…リリの血がまた減ってきた時、今度は風邪を引いてしまいました。猫も人間も…
ちょっと病院に行くのが遅くなってしまって、リリはずるずると悪い方向に進みました。ステロイドを使いたいけど、ステロイドは免疫力を低下させて合併症の危険もある。風邪を治すか血を増やすか…うまくバランスがとれないまま、リリはどんどん弱っていきました。鼻から胃にチューブを入れてもらいました。ご飯も水も薬も、このチューブが頼り。例のホルモンを注射して、ステロイドも飲ませたのですが、黒猫の体で唯一血色の分かる舌は真っ白です。
危篤状態が四日続きました。

奇跡的にリリに赤みが戻り、かすかな光が見えてきました。しかし、一難さってまた一難。チューブから入れる水も薬も吐いてしまいます。薬も飲めないのでは治りようがない。八方塞りで困り果て、漢方の先生に相談すると胃の薬を教えてくれました。これを飲ませたら、なんと、二日程で立ち直ってきました。おそるべし漢方。

ちゃんと薬も飲めるし、後はご飯を食べて元気になるだけだ~ρ(^_^)

と思っていたところに、さらに災難が。
三月に入ってすぐの晩リリは突然震えだし、高熱を出しました。感染症か…
そして、眼が見えなくなったのです。

眼が見えない猫は大胆に歩きます。廊下の壁にぶつかると、ビリヤードの球のように角度を変えます。障害物もなんのその、野越え山越え歩き続けます。小さい子供がいる家の様に危ないものは全部退かし、落下物がないように家中を片付けました。

そんな状態が四日…ベランダに連れて行った時まぶしそうにするので、少し見えてるのかも…
治療はここでもステロイドでした。神経などの修復ができるそうです。一週間位で徐々に回復してきたのですが…

リリは脳をやられたようで、記憶がなくなっています。

リリは家中で一番「良い子」の猫でした。ちっきり教育されて「机の上には乗らない」と「人間のトイレで用を足す」とっても偉い子だったのです。
しかも、その規律を守らない奴(野良猫あがりのロカタ)が大嫌いだったのですが、その躾が消えてしまいました。
欲しいものがあっても絶対に机に乗らなかったリリ。他の猫は「見ていないときにやる」のに「絶対にやらない」リリ。
それが、人間の食事の時に机の上に這い上がってきて…

もちろんスリッパでなぐられました。再教育じゃあ。

動物病院の担当の獣医さんが嫌いだったリリ。声を聞くだけで威嚇していたのに、抱かれても平気な顔をしています。大大嫌いだった注射も平気。犬猿の仲だったロカタにもやさしい。
なんか前より良い子になった?

本能の部分は同じなので、同じ鳴き方、同じ座り方、同じ甘え方をします。

だけど、忘れちゃったんだろうなあ。
リリと過ごした七年。ロキの代わりに思っていた頃、リリのことを真剣に見つめた、夏から今までのこと。病気で苦しかったことも?

人間でいったら絶対に人格崩壊です。でもリリちゃんver.2は、なんか幸せそうに見えます。
ふと気がつけば、自分がとっても大切にされてる。前のことなんて知らなくても、今信頼できる人が守ってくれてたら、幸せよ Prrrr
これからも危機はあるだろうけど、リリは頑張る…と思う。

そんな思いで作った絵なのです。(Mar.06)

(Apr.06)
リリは見事に回復し、今までよりも元気。トイレも思い出したし、高いところにも上るようになった。このまま病気が治れば良いんだが。
ちょっと左手の動きが違うけど、最近は低酸素で鍛えた体でビンビンにとんがってます。女王様復活だぁ。って、男装の令嬢風の女王さまですが。

(Sep.06)
夏にまたまた血液が減ってきました。でも早く気がついたのでステロイドで回復。ちょっと太りました。

Real lily

一番具合が悪かった時は2.4kg、今は3.1kg。
猫の体重は人間の約1/20。ということは48kg–>62kg……ちょっと小太りのおばさんっす。

(Feb.07)
年末からまた血液が減り始め、去年はひどい目にあった2月…ステロイドの大量投与で血液は増えたけど、どうもぐったりしている。腹も変に膨れてるし…
というわけで、レントゲン撮ると脾臓というのが腫れている。
紹介されて東大の動物医療センターに行きました。病院大っ嫌いのリリ、半日も検査されて、もー二度と行きたくなーーーイ!!
でも、担当の先生は血液の専門家でえらくハンサム。頑張っちゃおかな。

(Aug.07)
二月、東大の先生に「検査のためには薬を全部やめてください」と言われて、リリは薬を飲まなくなりました。
ステロイドを急に止めたので一時的に具合が悪くなったけど、それを乗り越えたらとても元気。
元気でも一ヶ月に一度は検査をします。東大ではなくて前から行ってる動物病院です。
もし血液が減ってきたら、東大の動物医療センターで精密検査をするのです。
今日は五度目の血液検査をしました。すべて正常値。
春からずーーーーっと正常値。血色はいいし、ご飯は食べるし、身体もすっきり飛び回ってるし。
あの病気はなんだったんだろう???
原因はわからないけど、今はほんとに元気。すっかり治っちゃった感じ。
薬を飲まなくなって治る…自然って偉大だ。
ハンサムな先生に会えなくてちょっと残念なんだけど、お金もかからずこれぞ名医??

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