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路鬼のGalleryへようこそ

follow me @roki_tunisie

ここは路鬼の切絵のギャラリーです。ゆっくり絵を見ていって下さい。
切絵だけでなく、スケッチやクロッキーもあります。
切絵の作り方や能書きもいっぱいあります。 子供たちの作ったものも見てね。

絵のタイトルは基本英語です。
右メニュー→は英語表示
上メニュー↑年順(サムネイルあり)
最上段のメニューでデータベース切り替えてます。

1997年から切絵をはじめ、98年には最初のホームページを作りました。
時代の流れは急激で、流れに巻き込まれたり、置いてき掘りにされたりしつつ、
途中からWordpressを使って、今までのデータはなんとか失わずにきています。
アップロードの簡便さ、昔日の思い。

路鬼について roki

路鬼というのは猫の名前。1994年にチュニジアを旅している時に拾ってしまいました。
一緒にスペインに住み、日本に住み、アメリカに住み、そしてあちこ ち旅した猫でした。

その路鬼は5歳の誕生日直前の99年4月1日、心臓の病気で死んでしまいました。
それからずっと、取り残された私は何も出来ずにこのサイトも放り出していました。

路鬼が死んでしばらくして、私は路鬼を思い出すことが出来ないことに気が 付きました。
映像が蘇らない。写真を見ても「これは誰?」という感じ。
余りにも辛いことがあると、心は記憶を封じてしまうらしい。
「人は二度死ぬ」と聞いたことがあります。一度目は肉体の死で、二度目は忘れ去られてしまうこと、記憶の死。
人ではないけれど、一度で二度死んでしまった 路鬼。
でも、忘れる訳がない。心のどこかには絶対記憶が眠っている。いつか思い出したいと、願う日々…。

7年くらい経ったある日、車を運転しているとふとロキの気配を感じました。
私の記憶のどこかに、凝り固まっていた思いがほぐれて出てきた、そんな感じ。
嬉しくて泣いてしまいました。
その感覚はそれきりでしたが、一瞬でも出会えたような気がしています。
随分年月が経っているので、覚えている事はとても少なくなっているはず。でも記憶はここにあると。

路鬼の名前を使うようになったのは、切絵を始めてまもな くの頃。まだ路鬼が生きていた頃です。
サイトの文中では、路鬼は私のこと、ロキは猫のことと、使い分けています。

2009年5月、改名して “路鬼” を本名にしました。なんか、やったーって感じです。

2013年1月、ロキの生まれ代わりと思ってたロロが死にました。13歳。
ロキの時は悲しすぎて記憶がなくなってしまったけど、ロロのことは沢山覚えています。まだ一緒にいるような気さえします。また生まれ変わって帰ってくると、ロロは最後にそう言ってました。それを待ってます。

2014年11月の最後の日。
じょあんが来ました。動物病院で保護された黒いメスの子猫。
なんか、違う。かなりブス猫。あの賢いロロではない。
臆病者で外には出たくない、茶色の目の元気な子猫。
でも、ロロにそっくりの鼻筋。大きな耳。まだ子猫だからな。
お前は、ロロかい?そのまた向こうのロキかい?

いいえ、私はじょあんです。
如闇と書くじょあん。黒いからな。

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